プロダクトを作り続けて見えてきたこと

いまプロダクトを3つばかり作っています。

同時にやりたいことが3つあるわけで、当然ながら手が足りず、もどかしい思いをしています。

といっても、そのうちの1つ monjo.co は、一昨年の Y Combinator に落選したプロジェクトで、収益化の道筋が見えず中断していました。最近になって方向性を変えてリニューアルすることを画策し始めています。ですが本格的な開発を始めてしまう前に、簡単なデモとランディングページを作ってみて、本当に事業として成立するか手応を見てから取り組むつもりです。

もう一つは、3日前に取り掛かり始めたばかりの、サクッとローンチしてアイデア検証できそうなお手軽な Web アプリです。サブスクで稼ぐような王道の SaaS ではなく、SEO が重要になる無料アプリなので、手始めに Ubersuggest を買い切り購入してみました。

ここ半年ばかりコツコツやっていたプロダクトは、NoCode アプリのAltTable です。まだ正式リリース前で、indiehackers にプロダクトページの方で進捗をアウトプットしています。今後の見通しとしては、今春くらいに Product Hunt ローンチを目指しています。

前職のスタートアップを退職してから、フリーランスに戻って自分でプロダクトを作る生活を始め、かれこれ1年以上が経ってしまいました。成果が出る気配は一向にありませんが、それに反してモチベーションを高くキープできているのは、自己管理が苦手だった以前の自分からしてみると驚くべきことです。

起業のことを考え始め、時間が何よりも貴重になりました。若くて独り身ならまだしも、結婚して子どもがいると一日に投入できる時間にはどうしても限界があり、すべきことを取捨選択したり、効率化を考えざるを得えなくなります。おかげでタスク管理はずいぶん上達しました。

(起業家の時間の使い方についての一番学びになったリソースは、Y Combinator Startup School セッションの How to Prioritize Your Timeです。オススメ!)

事業を作る能力はまだ皆無に等しいですが、苦手としていたことを克服できたという実感があり、自己満足にすぎませんが前進している気がします。それに理屈から考えてみても、SaaS はこれからも伸びていく領域だから、エンジニアが自らビジネスをやってみることは最も有効な未来への投資だと考えています。